top of page
Tomi

続・生ごみの話

みなさま、こんにちは。Tomiです。


今日は、生ごみの話の続編です。


2021年に、「生ごめと生ゴミ」というタイトルの記事を書いていまして、

その続きになります。


もしまだ読んでないよ〜、って方は、ぜひこちらをお読みになってから進むのをおすすめします!




我が家では、

野菜クズや食べ残しなど、いわゆる「生ゴミ」を、畑のコンポストに適当に入れていました。


ですが、冬はコンポストに行くまで遠かったり、雪で埋もれていて使えなかったり、と

稼働できない期間に、薪ストーブで炭にする、という方法を発見し、

それ以来、コツコツと炭を作って貯めて(溜めて?)春になったら畑にまく、

というのがここ数年のルーティーンになっていました。



ところが、去年の春、


雪が例年より早く解けたのと、

ちゃんとコンポストのことを考えるか!と思ったのもあって



重い腰を上げて、


「キエーロ」


と言う名前の、コンポスト容器を廃材で自作しました。




もちろん、台所の勝手口を出てすぐのところに!笑



このキエーロのコンポストは、

地面に底の無い木枠が乗っていて、透明の蓋が付いている

という仕組みになっていて、


中に入れた土(黒土など)に生ゴミを埋めるような感じで投入すると、

土の中の微生物が生ゴミを分解してくれる、というものです。





ただ堆積させていくタイプのコンポストと違って、

土と混ぜる手間はあるのですが、


土が被さっているので匂いや虫の大繁殖などのトラブルも少なく、

微生物の恩恵を受けやすいので分解が早い!


そして、底が地面なので、水分の多いものやスープなども気にせずに投入できる。


それが特徴です。




ざっくりネットで情報収集をして、

小屋にあった、

何かを解体した後の建築材や、

ちょっと穴の空いてる透明の波板(前に台風で壊れたやつ)、

どこかの扉を取ったときに付いてた蝶番。。。など

ALL廃材で、作ってみたのです。


設置場所が、もう雨ざらし、野ざらし、雪ざらし。なので、

何年かごとにメンテナンスは必須だな、と、特に下処理などせずに組み立てました。





使ってみた感想は、


最高です。


(距離が)近い!笑


生ゴミを持ってフラフラ畑まで歩かなくていい!笑


そして、ちょっとほったらかしにしててもウジが湧いたりしない!(昔経験済みw)




土の中の微生物は好気性(酸素が必要)なので、毎日かき混ぜたほうが良い、

と言うのがトリセツでしたが、


まぁ、ちょっと腐ったって、すぐ土に還るでしょ!


と過去の酷い経験から得た自信もあり、何日かほったらかしの日もありました。




もちろん、それがコンポスト内の環境に悪影響を及ぼしたかもしれませんが、

特にトラブルもなく、

むしろ、コンポスト内で発芽したかぼちゃが旺盛に育ち、

1株から10個くらい採れました。笑

(かぼちゃの種は分解され辛くて発芽しちゃうらしい。そして、普通の植物だったらコンポスト内の未熟な窒素分に負けちゃうらしいですが、かぼちゃの根はそれでも栄養分として吸収できるらしい!)




春〜夏〜秋、と順調に来たキエーロコンポストですが、

やはり、11月頃から分解が遅くなりました。


働いているのは微生物なので、適正な温度やpHなどの環境が整っていない時は

上手く動けません。



よくトリセツでは、

「夏場は3日程度、冬場は1〜2週間程度で分解されます」

なんて書かれていたりするので、


私は、冬でも、雪がなくてコンポストに辿り着ければ、

分解もするものだと思っていました。


実際は、11月くらいに入れた生ゴミは、2月末の時点で多分まだ残ってる💦



結局、暖冬でほとんど雪がないので、数日溜めた生ゴミをキエーロに投入。

分解されてないけど、春になったら土を足せばいっか!と、適当な管理。



そして、雪が積もった時には、勝手口のドアが開かないので薪ストーブで炭化させてストック、

(除雪すれば開くんだけどね。)


これを繰り返し、ゴミの少ない快適ライフを送っていました。




その矢先、NICOさん、と言うナチュラルクリーニングの発信をしているインスタグラマーの方から、

という

コンポストについてみんなで何でもお話しできるオープンチャットに参加しませんか、

とお誘いをいただくことになります。



かなり軽い気持ちでOKしましたが、

いざ入ってみたら、

総勢480名、

ベテランからコンポスト未経験者まで

日本全国、海外も含めて、

一戸建てもマンション住まいも

かなり幅広くて予想以上に大きなグループでした。




意気揚々と参加しましたが、

コンポスト部の皆さんの、多種多様な取り組みとコンポストのカタチに

毎日が驚きの連続でした。笑




今まで、生ゴミは土に還るし、還せばいっか☆肥料にもなるし☆

炭欲しいからつ〜くろっ☆


くらいの軽い気持ちでコンポストのことを位置付けていましたが、



ベランダなどの土がない場所でも

生ゴミのストレスや環境負荷を減らすためにコンポストを取り入れている、

という方が、かなり多くいらっしゃる、ということに驚きでした。


土がない、畑がないので堆肥ができても使うところがない。


そんな悩みを持ってる方が多数いて、

私の中では

土があるから土に還す、と

この考えしかなかったことに気づきました。



そして、前回のブログ記事を書いた2021年以降、

コンポストに関する情報やグッズなど、飛躍的に増えていることも知りました。


容器と中に入れる基材がセットで売っていて、定期的に回収もしてくれる、

そんなサービスもあるみたい。。。

なんて素晴らしい!




コンポスト=家庭菜園



だと思っていたので、


こんなにゴミの減量や環境への配慮のためにコンポストを実践してる人が沢山いるなんて、

日本の未来も結構明るいんじゃないか、と思った程です。笑



2021年のブログ記事で、


ベランダでできるサイズのコンポストじゃ足りないんじゃない?


なんて書きましたが、


全然そんなことなくて、

一物全体。皮も美味しく調理したり、

先に乾燥させてカサを減らしたり、


いろんな方法を駆使して、

ベランダサイズでも生ゴミをちゃんと分解させている先駆者がたくさんいらっしゃいました。

ほんとに、頭が上がりません!!



家庭用のおしゃれな生ゴミ乾燥機、なんてのもあるようで、


根本的には、

燃えるゴミの焼却時のエネルギー負担を減らしたい

(かかる費用も)

と考えると、

コンポストじゃなくても、乾燥させるだけでもかなり貢献できそうです。



あと、私が

「そのへんの土」

として使っていた土が、

コンポスト部の皆さんが買っていた

「黒土」

だということに気づき

ちょっと申し訳ない気持ちになりました。笑




そんなこんなで、

いろんなコンポスト、さらにはゴミの減量、環境負荷、に至るまでかなりの情報量を持った


コンポスト部


に触発されて、


今まで、やりたいなーって

思ってそのままにしていたことにようやく着手しました。





それは、こちら!



持ち運べるタイプの

コンポスト!



これは、イベントなどの出店で使っている、

「リユースカップ」と組み合わせて使用したいな、と考えていたものです。



使い捨て容器を減らすために導入してきたリユースカップですが、


その微妙な残渣(漬け込んだフルーツとか、飾りのミントとか。)を

今までは、バケツに溜めて、持ち帰ってまとめてコンポストに入れていました。


さっきまでは

美味しい飲み物の一部だったのに、

飲み終わって捨てられた瞬間ゴミに変わる。


この流れを変えるために、

残渣を直接投入できる

ポータブルなコンポストを導入しよう!

と計画していたのです。




初めは、

普通のバケツに黒土入れてシャベルと共に持って行く

くらいの想像でしたが、


土は重いし、バケツはおしゃれじゃない。笑




そしたら、おしゃれな不織布バッグで専用基材(土じゃない企業秘密の何か)を使った、軽い

LFCコンポストの存在を知ります。



これだ〜!と早速コーヒー生豆の麻袋で、それっぽいバッグを作り、

中身にバケツや袋を入れられるようにしました。


持ち運ぶ時に中身がこぼれないように、LFCコンポスト風のファスナーを。笑




今回は、とにかく軽くしたかったので、


Hot Compostの要領で

落ち葉多め、米糠少量、古土と黒土も少量、の配合で、キッチンに置いて実験スタート。





袋の底があるタイプのコンポストを使うのは初めてだったので、水分量が難しかったですが、

無事に生ゴミ投入開始から6日後に発酵熱でホカホカしていました!






そして

また気付く。


冬、

これ使えばいいんじゃ。。。




冬期間なら、少々生ゴミを溜めててもカビたり腐ったりしない。

ということは、

土さえこぼさなければ、

室内にコンポストがあってもトラブル無いし問題ない!?





乾燥or炭化

室内コンポスト

雪がなければ屋外キエーロ




この3つの組み合わせで


排水溝のゴミなんかも含めて

完全に生ゴミZEROを目指すことも不可能じゃない!

と、次への目標ができました。笑








麻袋コンポストは、

今年のイベントで持って行くこともあると思います!

(天気や規模によりますが)


ドリンクの残渣程度の生ゴミ、を想定していますが、


ゆくゆくは、大きくしていき

飲食店舗の調理過程で出た廃棄物や、食べ残しなども回収できたらいいなと思っています。






コンポスト、気になってます!

って方は、ぜひ、実際に体験してみてください!



もちろん、お店に来てもらってもOK


キエーロ見学ツアーできます☆








今日も相変わらず長くなりましたが、最後まで読んで下さり、ありがとうございました!




この話は、また近々アップデートしていくと思いますので、

お楽しみに〜!



おまけ

コンポストから伸びて収拾がつかなくなったかぼちゃ、と、豊富な窒素分(雑草w)


0件のコメント

最新記事

すべて表示

Commentaires


bottom of page